全然痩せられない。
やせてもリバウンドしてしまった…
太らない体になったらなぁ
などなどダイエットの悩みは尽きないものです。『世界最新の太らないカラダ』というショッキングなタイトルのこちら
『世界最新の太らないカラダ』の内容を私なりに噛み砕いた内容をお伝えできたらと思っています。
著者は医学博士のジェイソン・ファン
本書ではダイエットに関する間違った知識や間違ったメソッドに関しても医学的、統計学的に検証しています。そちらもちらっとご紹介します。
早速結論から…
ダイエットは絶食。ファスティングが一番効果的
これが本書の結論です。その前にいろいろ医学的な検証がされていますが、結局絶食が一番効果的という結論でした。
私は以前いろんなダイエットメソッドを見ていた経験から『ダイエットしても絶食は絶対ダメ』というメソッドに溢れていました。
さらに本書では、脂肪を極力取らないローカーボダイエットについても検証しており、本書の中で分かり易く解説されていました。
全445ページに渡り今までのダイエット方法が間違ったダイエットを論破しています。
絶食といっても、『世界最新の太らないカラダ』で紹介されていたのは良く言われている医師の指導の下1か月絶食するなどといったものとは違います。
24時間または36時間絶食をし、その後普通の食事をするメソッドです。まずは『世界最新の太らないカラダ』で紹介されているファスティングの効果について解説していきます。
ファスティングがもたらすダイエット効果とは?
まず、太る原因をなんだと思いますか?それに一番カロリーを消費しているのはどこだと思いますか?
これを知らないとダイエットは上手くいきません。
太る原因は体内のホルモンである“インスリン”です。
2型糖尿病患者が注射しているあれです。
すい臓から分泌される「インスリン」というホルモンの働きかけによって細胞の中へ取り込まれ、初めてエネルギーとして利用し … インスリンは食事によって上昇した血糖に応じて、すい臓から分泌され、肝臓へと運ばれてブドウ糖を細胞の中へ取り込む働きをしています。
インスリン自体は必要なホルモンであり、なくてはならないものですが、そのインスリンホルモンの分泌の量が問題だというのです。一体どういうことなのでしょうか?
インスリンを注射すると4.5キロ増えた!?
1993年に行われた画期的な『糖尿病コントロールと合併症の発症に関する試験』では、1型糖尿病患者の血糖を厳格にコントロールすることを目的として、標準的なインスリンを投与した場合と、投与量を多くした場合との比較が行われた。被験者の体重はどうなったのだろう?インスリンを多量に投与されたグループの被験者の体重は平均で4.5キロ増え、標準的なインスリンの量を投与されたグループよりも体重増加がみられた。 本文引用
インスリンが太ることとの因果関係が証明されていたのです。さらにいうと、二つのグループの被験者も同じぐらいの体重で、肥満ではなかったというのです。
食事をするとインスリンが分泌されます。ということは、食事の回数を減らせばいいという結論に至るのです。
この内容から
- 食事の回数を制限しましょう。
- なるべくインスリンの出にくい食事をしましょう。
というのが結論です。
一時期流行した、ちょこちょこ食事をするダイエット法は完全に打ちのめされました。
食事をするたびに太るホルモンインスリンが分泌されるのですから。
叶姉妹は1日に6食は食べるそうです。どうりでグラマラスなわけですね。(笑)
また、代謝のほとんどは内臓の働きによって行われています。運動を少し増やしても効果があまり出ないのはその為です。
インスリンの分泌量を減らせば自然と痩せる身体づくりが出来ると言う事です。
具体的なステップは以下の通りです。
- 『添加糖の摂取』を減らす(
- 『生成された穀物』を減らす
- 『タンパク質の摂取』を減らす
- 『いい脂肪』をもっと食べる
- 『食物繊維』をもっと食べる。 本文引用
以上の5つに気を付けながらファスティングをするやり方が紹介されています。
ステップ①『添加糖の摂取』を減らす方法と効果について
砂糖はインスリンの分泌を刺激するが、それ以上に厄介なことがある砂糖は特に太りやすいのだが、それは砂糖がインスリン値をすぐに、しかも長時間にわたって上昇させる働きがあるからだ(中略)添加糖はどんなダイエットにおいても真っ先に制限されるべきものの一つだ 本文引用
この中で言えることは『添加糖はダイエットにおいて害悪』ということです。
添加糖とは砂糖や人工甘味料のことで、コーラのパッケージなどに書かれているアレです。
添加糖回避方法①『デザート』を変える
デザートのほとんどは砂糖で作られ風味付けされています。ケーキにアイス・クッキーなどです。逆に食べていいデザートとは『新鮮な季節の果物』です。または、『ナッツ類』『チーズ』などもいいそうです。
添加糖回避術②『間食』をやめる
間食をするとそのたびインスリンが分泌されます。また、おやつに多いのは精製された小麦粉と砂糖がたっぷり入っています。『常に食べる』これをやめることが添加糖を回避することにつながります。
添加糖回避術③『炭酸水』を飲む
私たちが摂る糖分は『加糖された飲みもの』からであることが本当に多い
エナジードリンクなども砂糖が大量に使われています。ぜひ飲み物にも気を付けましょう。
朝ご飯。食べたほうがいいの?
我々の先人は狩りで食事を賄って来ました。冷蔵庫もないですから、朝ごはんなんて食べれる事もほとんどありませんよね。
でも、現代人は朝ごはんを食べなさいと言う。朝ごはんを食べなくても活動出来るように体内ではホルモン分泌により肝臓からエネルギーを調達しています。
朝ご飯は食べなくてもよいという結論でした。
私もそうなのですが、朝ご飯を食べないと生産性が落ちる。または、頭が働かないということを言われて育ちましたが、全くのデタラメだそうで、逆に人間は空腹である時の方が集中できると言われています。
さらに、『世界最新の太らないカラダ』では原始の時代から人間の体の作りが変わっていないので、加工食品を食べず出来るだけ自然食を食べようと言う事も言われていました。
自然食って言ったってどんな食事をすればいいの?そんな疑問を持たれるかもしれません。記事の最後に『世界最新の太らないカラダ』のなかで紹介されていた24時間間欠的ファスティングのメニューを紹介したいと思います。
でも、絶食っていったってどれぐらいのスパンでやればいいの?こんな疑問が浮かんできますよね?
絶食すると起こる体の変化とは?
結論は『ホルモン総動員』で脂肪を燃やしだすということです。詳細は本文に記載されていますので割愛しますが、人間の体は食べ物がない状況に対応できるように脂肪をため込みます。
そして、肝臓が脂肪からエネルギーを作り出します。この効果はファスティングを始めた24時間~36時間後には早くも起こり始めファスティングの時間を長くすれば、インスリン値は急激にさがる。
最近では、『1日おきに行うファスティング』が、インスリン値を下げる有効な方法として研究されている
このことから、インスリン=太るということからインスリン値を下げれば痩せられるプラス効果は24時間~36時間で起こり始めることから考えるととても早く効果が出ることがわかります。
紹介されていた1週間の食事内容※間食は一切しないこと
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | 日曜日 | |
朝食 | ファスティングの日 水、コーヒー | ウエスタンオムレツ(ハム、ピーマン、玉ねぎ、マッシュルームを入れたオムレツ) 青りんご | ファスティングの日 水 コーヒー | 牛乳をかけたオールブラン ミックスベリー | ファスティングの日 水 コーヒー | 卵 2個 ソーセージまたはベーコン いちご | ファスティングの日 水 コーヒー |
昼食 | ファスティングの日 水、緑茶 野菜のだし汁カップ1杯 | くるみをトッピングしたルッコラのサラダ 洋ナシのスライス ヤギのチーズ | ファスティングの日 水 緑茶 野菜のだし汁カップ1杯 | ジンジャーチキンのレタス包み 野菜炒め | ファスティングの日 水 緑茶 野菜のだし汁カップ1杯 | ベビーほうれん草とレンズマメのサラダ | ファスティングの日 水 緑茶 野菜のだし汁カップ1杯 |
夕食 | ハーブチキン サヤインゲン | 豚バラ肉のグリル チンゲン菜の炒め物 | バターとヤシ油でソテーしたオヒョウ | インド風チキンカレー カリフラワー グリーンサラダ | 白身魚のグリル オリーブ油とニンニクでソテーしたブロッコリー | コショウで味付けしたステーキ アスパラガス | グリルドチキンサラダ |
デザート | ミックスベリー | なし | なし | なし | 季節の果物 | なし | ダークチョコレート(カカオ含有量70%以上のもの)1片 |
これが一時的なファスティングの1週間です。いかかですか?やはり炭水化物は排除されていますね。本気でダイエットしたい方は試してみてはいかがでしょうか?
まとめ
いかがでしたか?ここまでファスティングがダイエットにもたらす効果や太るメカニズムについて一部ではありますが紹介してきました。
健康寿命を延ばすことが叫ばれている現代にとって生活習慣病は非常に関わりの深いテーマです。肥満は糖尿病やその他生活習慣病を引き起こします。
なにより、自分の自信が持てなくなったり、自分のことが嫌いになってしますこともあります。
ぜひ、健康的な食生活をし、忙しい毎日を健康か体と精神で頑張っていきましょう。